Stories デュプロ精工ストーリーズ
製品開発における失敗談や苦労話などの『開発秘話』、デュプロのプロダクトを支える技術、デュプロスタッフの横顔などを語ります。
連続フォームバスター FB-700シリーズ プロジェクトストーリー
連続フォームをスピーディーかつ、正確に裁断する装置。 シリーズ最速の処理スピードを誇り、かつ裁断ミスを大幅削減。 見やすく使いやすい操作パネルを搭載しており、お客様に優しい製品。
最速スピード、安定した正確な処理。「理想のマシンがここに」がコンセプトです
プロジェクトが誕生するまで
和田
以前リリースした製品は定期的にマイナーチェンジを行っていましたが、開発してから8年たっていました。そうこうしている間に競合他社が先にフルモデルチェンジしてしまい、マイナーチェンジでは追いつかないほど、スペック面で完全に負けてしまったのです。
これはまずいということで、とにかく競合他社に負けない製品を作ろうとプロジェクトがスタートしました。
苦労した点は?
熱川
用紙を裁断する機械なので、とにかく裁断精度を上げることが一番のポイントでした。裁断ミスをなくし、処理スピードを上げるために思考錯誤する日々が続きました。
和田
例えば、用紙を裁断するためのブレードの形状や配置はどうすればベストか。用紙の紙質も一種類ではありません。さらに温度や湿度によって変わってきます。とにかくベストの解決策が出るまでひたすらやり続けるというのが一番大変でした。
宮本
ただ大変な中でも他社ができないことをやりたいという思いは全員が常に持っていることです。この思いが共通しているからこそ、無理難題だと思うようなことも乗り越えてきました。
ベストの解決策を出すためにありとあらゆる角度から考え検証していく。
このモノづくりに対する真摯な姿勢がデュプロ精工の強み。
リリース後の反響は?
外薗
デュプロ製品の中でも主力の製品になり、アピールできるポイントも多くなったため販売も順調に推移していきました。不思議なものであれだけ苦労して、もうこれ以上は性能を上げるのは無理と思っても、すぐもっと速く裁断できるようになるには?と考え始めてしまいます。(笑)
和田
自分たちは本当にモノづくりが好きなんだなとつくづく思う瞬間です。そんなモノづくり大好きの集団だからこそ、お客様が驚くような商品が作れるのだと思います。
メンバー紹介
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- 顧客製品開発部門
- チームリーダー メカ設計担当
- 和田 晃
- 出身校/入社年
- 富山大学/1997年
- メッセージ
- 休日はもっぱら趣味の磯釣りをしに海へ行きます。
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- 顧客製品開発部門
- メカ設計担当
- 宮本 力
- 出身校/入社年
- 和歌山工業高等専門学校/2013年
- メッセージ
- 買い物ですね。特に大阪に行くことが多いです。
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- 顧客製品開発部門
- ソフト担当
- 熱川 奈美
- 出身校/入社年
- 近畿大学/2011年
- メッセージ
- 料理をしています。本格的なビーフシチューを作ったりもしますよ。
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- 顧客製品開発部門
- マーケティング担当
- 外薗 恒治
- 出身校/入社年
- 近畿大学/2005年
- メッセージ
- 最近家を建てたので、家族でのんびりすることが多いです。
※掲載情報は取材当時のものです