CASE 04
私たちは「人と自然を大切にします。常に変革を行い成長し続けます。
価値ある商品を創造して、社会の発展に貢献します。」という
企業理念をもとに“エクセレントカンパニー”を目指してまいります。
株式会社クレハ
いわき事業所
総務部 総務グループリーダー 影山 晴康 様
いわき事業所はクレハの主力生産拠点として、様々な分野にわたる製品を生産し、世界中へと供給しています。
クレハグループのマザー工場としてスペシャリティ製品を創出し、価値あるモノづくりに取り組んでいます。
障がい者の雇用は大切な社会的課題。
特例子会社「さんしゃいんクレハ」設立にあわせ、古紙再生業務を検討。
当社は、地域社会とともに歩む企業として、障がい者の雇用は大切な社会的課題と認識しており、
障がい者の社会参加および自立支援を目的とする特例子会社(さんしゃいんクレハ)の設立を検討しておりました。
ちょうど、さんしゃいんクレハ立ち上げの話が具体化していた時に、RECOTiO(レコティオ)に出会いました。
さんしゃいんクレハの主な業務は、パソコン等による各種データ入力業務や一般事務処理、各種行事運営の補助などに加えて、古紙再生及び印刷業務などがあります。
事業所内から排出される古紙は、従来は製紙業者に引き取ってもらいリサイクルしておりました。
レコティオ1台では、いわき事業所内の古紙を全て再生できるわけではありませんが、さんしゃいんクレハが使用済みの古紙を再生することで、再資源化を身近に実感できるとともに、出来た再生紙を事業所内で再使用することで、限りある資源を有効に活用し循環型社会に大いに貢献することになります。
このようなことから、さんしゃいんクレハ設立にあわせ、レコティオを導入することになりました。
株式会社さんしゃいんクレハ
取締役管理部長
大平 彰信 様
株式会社さんしゃいんクレハ
管理主任
元川 勇 様
株式会社さんしゃいんクレハ
管理課長 障害者職業生活相談員
三戸 伸男 様
限りある資源の有効利用。廃棄物も無駄にしない。より品質の良い再生紙作りが目標です
まず、毎朝出社するとレコティオのスタートボタンを押します。前の日に回収・分別して準備しておいた古紙を処理します。そして、いわき事業所の各フロアを巡回し古紙を回収していき、分別を行います。
この作業が1日30分程度ですね。レコティオから出てくるゴミは、排水以外全てリサイクルしています。トナーゴミも乾燥させ、製紙業者でリサイクルされています。
原料となる古紙の分別は今後の課題ですね。修正液やネームシールなど水に溶けないものが
混ざっていると再生紙の品質に影響があります。分別を徹底する・分別効率を上げるなど方法を検討し、品質の良い再生紙作りを目指していきます。
再生紙はコピー用紙や従業員の名刺に活用。工場の運行記録表から派生し、クレハグループの業務用ノートに展開。
再生紙は、名刺用の厚紙も作りますが、主に普通紙を作成しています。普通紙の用途としては、社内用のコピー用紙やメモ帳、業務用ノートに使用しています。
毎日2,000枚前後※の再生紙が出来上がりますが、コピー用紙以外に何か用途がないかと模索していたところ、工場の運行記録表を再生紙を使って内製することを提案し採用されました。そこから派生し、B5や手帳サイズなど従業員の要望に応えサイズ展開をし、多種類のノートを作成しています。中でもポケットにすっぽり入る手帳サイズは重宝されています。
名刺についてはクレハグループを挙げての名刺化が実現すれば、いわき事業所だけではなくグループへのさらなる貢献につながると考えています。
※8時間稼働、製紙時間約5時間で換算
再生紙の活用例 多様なサイズのノート、メモ帳に有効利用しています。
RECOTiO PM-1000
【オプション】
セキュリティBOX、遠隔通知システム、
お知らせライト、A3給紙トレイ
株式会社クレハ 様
【本社】〒103-8552 東京都中央区日本橋浜町3-3-2
【TEL】03-3249-4666(代表)
【いわき事業所】〒974-8686 福島県いわき市錦町落合16
機能樹脂・炭素製品・電池材料・工業薬品・医薬品・農薬・食品包装材・家庭用品などの製造・
販売を行っています。
※掲載内容は取材当時のものです。