「もっと早いマシンがほしい」お客さまの一言でプロジェクトは動き出しました。

「もっと速いマシンがほしい」お客さまの一言でプロジェクトは動き出しました。

「もっと速いマシンがほしい」お客さまの一言でプロジェクトは動き出しました。

開発のきっかけは?

前田「このDC-745の前機をリリースしたのが6年前ということもあって、もっと高速機がほしいというお客さまのデマンドが高まったのがきっかけですね」

外薗「僕と先輩の二人でのスタートでした。まず前機をベースにどんなことができるのか。 その可能性を探るところからはじめたんです。いまから2年前くらいになりますが、その当時は失敗の連続。でも、なんとか製品化できるメドが立ったので、 本格的なプロジェクトとして動き出しました」

小坂「そこからハードの電子部門担当として僕が参加し、そのあと前田さんがカバーやデザイン、オプションなど全体の設計に参加したという流れです」

プロジェクトのはじまりはいつも少人数?

前田「一度遊んでみよう!そんなノリで始めるので製品化が決まるまでは僅かな人数でがんばります。なんとか製品にしようと悪戦苦闘です」

外薗「やりたいというものに対してNOといわれることはほとんどありません。むしろ上司からはやりたいことをやれ、そして早く失敗しろっていわれるくらい。失敗しないとわからないことって多いんですよ、実際」

失敗の数が他の追随を許さないスピードと精度を生みました。

失敗の数が他の追随を許さないスピードと精度を生みました。

苦心した点を教えてください。

外薗「スピード、それから紙の搬送ですね。DC-745は1分間でA4サイズ50枚を加工処理できるんですが、この早さを保ちつつ紙搬送のズレを±0.2mmにする精度を引き出すのに苦労しました。結果からいうと13個のローラーを使い、幅300mm~400mmに並んだローラー間の圧を均一にすることによって、薄紙から厚紙までうまく搬送できるようにしました。でも答えが見つかるまで本当に長かったです。図面上ではわからないので、来る日も来る日も搬送がずれてしまう紙とにらめっこし、手探りで開発していったんです。本当に苦しかった(笑)」

前田「ちなみにDC-745の前機は1分間にA4サイズで25枚、紙搬送のズレは±0.3mmです。スピードも精度も格段に上がっています」

小坂「現段階ではスピードも精度も他の追随を許さないレベル。僕の設計した束線を見た製造スタッフに、組みたくないってボヤかれたこともありましたが、結果が出てよかったです」

リリースを終えていかがですか?

前田「お客さまの反応は上々です。「すばらしい!」や「Good Job」といったコメントをいただきました。DC-745の需要は圧倒的です。日本人にはちょっと重く感じる外観のシックなブルーも欧米では好評なんです」

外薗「プロジェクトチームのみんなをはじめ、試作機のモニターになってくださった方など、いろんな人の手が入ったマシンです。新しいお客さまを生むような、次につながる製品になってくれたらうれしいですね」

  • 前田 隆昭

    顧客製品開発部門
    2003年入社

    「やっぱり人に喜ばれるっていいですね!DC-745がびっくりするほどいい反応だったので味をしめました(笑)」

  • 外薗 恒治

    顧客製品開発部門
    2005年入社

    「今までのいろんな経験を活かして、少しでも早く、より良い製品をたくさん開発できるようにしたいです」

  • 小坂 周平

    顧客製品開発部門
    2008年入社

    「電気が主役のマシン!メカに頼らず電気で制御するマシンをつくってみたいです。実現は10年後くらいかな」