プロジェクトストーリー

デュープリンターDP-Sシリーズ編

「みんなの初めての挑戦が、真っ白に輝く一台となった。」

「Friendly Quality」親しみやすい製品づくりが、社員の心まで近づけた。
デュープリンターDP-Sシリーズのコンセプトは何ですか?
三輪 「Friendly Quality(フレンドリークオリティ) …性能だけでなく、見た目でもオフィスの女性に親しまれる存在をめざして、デザインに力を注いだのがこの製品です。
僕は主にプリンターのソフト、液晶のタッチパネルに映る操作部分を担当しているのですが、『使いやすさ』を意識して、画面上でのボタンの大きさなどをかなり試行錯誤しました。産学連携の試みとして大学の学生さんを対象にモニター調査したり。」
大谷 「今回の開発はもう、いろんな人の意見を聞きましたね。ふだんは完成品を渡すだけの販売会社のトップセールスマンに意見を聞いたり、スタッフの家族にもデザインを見せたり。すると、今までつい『こうだろう』と決めつけてつくっていた、供給者側のエゴや甘さに気づかされて。ショックだったけど、ためになりました。」
三輪 「開発と関わりのない女性社員にも『これどう?』なんて聞いて。でも、こんなにどの部門の人も関わった製品開発って、なかったと思う。全社的に『みんなでつくりあげた』感じがすごくいい。とくに僕は初めて設計者の一人になれて、商品が可愛い、お客さまに使われているのを見て嬉しい、そんな気持ちを実感できました。」
中村 「僕自身は、品質管理の立場で開発に関わるのは初めてのことでした。今までは開発されたものを評価する側だったので、品質管理部門を代表するスタッフのひとりとして、お客さまや現場の声を最初から開発に活かせるよう、力を尽くしたつもりです。」
大谷

「いろんな意見がありすぎると、逆にまとまらないという悩みもあります。そんな時、決め手になるのはターゲットとコンセプト。お客さまが見えていないと、やはりダメです。」

苦労や葛藤を乗りこえて生まれた、無垢のプリンタ。
開発にはどれぐらいかかりました?
大谷 「約一年です。デザインを優先にしたので技術者や製造者は大変でした。とくに今回は、本体の色をほぼ純白にしたのも、かなり勇気の要る決断でしたよ。今のところ評判よくて、ひと安心していますが。」
中村 「ここからは僕の出番でもあるんですよ。販売店やお客さまからの問い合せやクレームに応え、しっかりフォローしていかないと。つくって終わり、じゃないんです。」
大谷

「ものづくりの仕事に終わりはありません。その中でも大切なのは、今回の知識や経験を技術資料としてまとめ、しっかり次の世代へと伝えること。僕らが迷ったこと、失敗したことで、次の後輩がまた迷っていてはいけない。製品と同じように、ものづくりそのものも、たえず進化して受け継がれていくべきなんだと思います。」

プロジェクトチームメンバー

三輪 拓平

三輪 拓平

開発設計・ソフト設計
(2002年入社)
出身校
近畿大学
電子工学部工学科
プロフィール
橋本市出身。新たに導入された『すべての流れを経験する』新しい研修スタイルにより、生産から品質管理、同じグループの販売会社まで、さまざまな部署を一年間かけて体験。今回初めてメインの技師としてソフト開発に参加。

中村 智哉

中村 智哉

品質管理
(1999年入社)
出身校
近畿大学
生物理工学部機械制御工学科
プロフィール
和歌山市出身。製造現場を経て品質管理へ。入社当初は開発者を志望していたが、自らの希望により品質管理で経験を重ねる。今回は品質管理部門からの立場でプロジェクトに最初から参加。

大谷 壽希

大谷 壽希

開発設計・プロダクトリーダー
(1998年入社)
出身校
岡山理科大学
工学部機械工学科
プロフィール
和歌山市出身。製造現場、品質管理における研修を経て、3年目から開発に従事。2006年、新たにプロダクトリーダーに就任し、今 回のプロジェクトを牽引。
デュープリンター DP-Sシリーズ

デュープリンター DP-Sシリーズ

デュプロ精工の主力製品であるプリンターの新製品である。実際にオフィスで製品に触れる女性事務員をターゲットに想定し、従来と比べてデザイン性を飛躍的に向上。その美しい製品の裏側には、開発に携わる若手社員のさまざまな挑戦と情熱が詰まっている。